2018年10月5日金曜日

紀伊國屋Kinoppyのファイル登録

ずいぶん前からepub形式の電子書籍を読むために、紀伊國屋Kinoppyを使っているんだが、ちょっと不便な場面もあった。

Kinoppyの基本は、紀伊國屋ウェブストアで電子書籍を購入するか、またはKinoppyアプリでストアを表示し、書籍を購入して読む、という流れだが、ウェブで配布されていたり自作したepub形式の電子書籍を本棚に登録し、読むこともできる。
iOS、Androidの各アプリだけでなく、Windows/Mac用のアプリも無料配布されており、パソコンで読むのに実に便利なのだ。
パソコンで読みたいときは、ディスクにあるepubファイルを開くだけでKinoppyが起動し、本が読める。メニューから「ローカルコンテンツ」を指定し、epubファイルを指定すれば、本棚にも登録され、本が読める。

ところが、iOS版、Android版アプリでは、紀伊國屋ウェブストアから本を購入するか、ローカルコンテンツを指定して本棚に取り込むか、あるいはDropbox経由で本棚に取り込んでから読むことになる。で、これが面倒なのだ。

スマホやタブレット、iPadなどの場合、ローカルコンテンツのファイルをKinoppyに取り込むためには、端末をパソコンと接続し、Androidの場合はKinoppyで設定しているフォルダにepubファイルをコピーしておく。
iOSの場合は、パソコンと端末を接続し、iTunesを起動し、Appのファイル共有でKinoppyを指定してepubファイルを追加する必要がある。

どちらの場合も、けっこう面倒なのだ。面倒だからiOSならApple Book(旧iBooks)を使えよと言われそうだが、電子書籍はひとつのアプリに集約したい。
そこでDropbox連携を行う。パソコンで作成しておいたepubファイルをDropboxに送り込んでおき、KinoppyのメニューでDropboxを指定。ファイル一覧が表示されるから、先に送り込んでおいたepubファイルを指定すれば、Kinoppyの本棚に登録されて本が読めるようになる。

このDropbox連携が手軽で簡単だから、どんどんDropboxにepubファイルを送っていたら、Dropboxの容量が心許なくなってきた。
しょうがないから、Dropbox連携以外のファイル登録方法を試してみた。

結論からいえば、Kinoppyではストア、Dropbox、ローカルの3つ以外に、メールに添付して取り込むことも可能だった。

メールにepubファイルを添付して送信。このメールを受信したら、添付ファイルをタップ。
Androidの場合は、epubファイルがダウンロードされてダウンロードフォルダに保存されるから、Kinoppyで「ローカルコンテンツ」メニューを指定すると、ダウンロードされているepubファイルを探し、本棚に登録するかどうかダイアログボックスが出る。チェックマークを付けて「OK」をタップすれば、メールに添付されていたepubファイルがKinoppyの本棚に登録されて、以後読めるようになる。
   

iOSの場合は、ファイルが添付されているメールを開き、ファイルをタップ。さらに共有メニューから「Kinoppyにコピー」を指定すとダイアログボックスが開くから、このダイアログボックスで「本棚に保存」を有効にして「OK」をタップすればいい。
これでメールに添付されていたepubファイルが、Kinoppyの本棚に登録され、いつでも読めるようになる。

 

BoxとかOneDriveとかGoogleドライブとか、Dropbox以外にも連携してくれるともっと便利なんだけど。

電子書籍を読むなら、いろいろな専用端末やアプリ、ストアがあるが、実はKinoppyには他にはあまりみられない便利な機能があるのだ。「ページ一覧」という機能。
KindleのPageFlip機能に近いもので、このボタンをタップするだけで、書籍のページ一覧をサムネイルで一覧表示してくれる。

この一覧で、ジャンプしたいページをタップすれば、簡単にページの移動ができる。再度ページ一覧を表示させ、元のページをタップすれば、もちろん即座に元のページに戻ってくれる。
KindleのPageFlip機能が搭載された書籍は、日本語ではまだわずかしかないが、Kinoppyならすべての本でこのページ一覧機能が利用できる。もちろん、自作のepubファイルでも利用できる。この機能が便利なため、なかなかKinoppyから離れられなかったりする。

パソコンでepubファイルを読むときは、Kinoppyが手軽で便利なのだが、実はブラウザで読みたいときがある。というか、最近はブラウザ上で原稿を書いたりすることも多く、epubの電子書籍はブラウザで読みたいのだ。
そのためにはBiB/iを使うのがオススメだが、これについてはまた改めて紹介したい。

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