2017年2月2日木曜日

デスクトップ版Kindleで、言語を変更して洋書を聴く

アマゾンのKindle for PCKindle for Macが、ともに2月1日にアップデートされました。
このアップデートでは、検索機能の強化やパフォーマンスの向上とともに、対応している書籍の読み上げ機能が利用できるようになったということで、早速使ってみました。

Kindle本の読み上げ機能というのは、Kindle Touchまでは標準で対応していたもので、対応する多くの書籍がKindle端末で「聴く」ことができました。Paperwhiteになって、この機能が省かれたんですが、Fireには残されていて、いまでもFire系端末ならKindle本を読み上げさせて「聴く」ことができます。

この読み上げ機能がデスクトップ版でも利用できるようになったのが、今回のアップデート。実際にKindle本を開いて、メニューから「ツール」-「読み上げ機能を開始」を指定すると、開いているページの文章がコンピュータ音声で読み上げられていきます。
アマゾンのヘルプには、「日本語の書籍は、読み上げ機能に対応していません」と書かれていますが、何冊か試してみるとほとんどの本で読み上げ機能が利用できる。ちょっと変なアクセントが交じる日本語ですが、それなりに聞けます。

では、日本語以外、とくに英語の本なんか読み上げ機能を利用すれば、語学の勉強になるじゃん、と思って洋書を開き、読み上げ機能を実行したところ、なんとも残念な結果に(泣)。昔の中学生の英語かよっ! Paperwhite以前のKindle KeyboardやFireで読み上げたときは、ちゃんとした発音の英語で、語学の勉強に最適だと喜んだものですが、デスクトップ版ではがっかりでした。

ただし、以前「日本語版Kindle for PCのコレクション機能を使う」で書いたように、裏技を使うとまた違ってきます。
Kindle for PCなら、Kindleのオプションメニューで言語を英語に変更するか、Kindle for Macならシステム環境設定の「言語と地域」で、優先する言語を日本語から英語に変更してからKindle for Macを起動します。
これで日本語版では隠れていたKindleのコレクション機能が利用できたりしますが、この状態でKindleの英語本を開き、読み上げ機能(Start Text-to-Speech)を実行すると、なんとちゃんとした発音での英語が流れてきます(Mac版でのみ確認。PC版はそのうち確認します)。

というわけで、デスクトップ版Kindleの読み上げ機能を利用して語学のヒアリングに役立てたいというなら、アプリまたはシステムの言語設定を英語に変更するといいようです。


Mac版では優先する言語を「English」に変更する。

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