2016年7月15日金曜日

Androidで快適親指シフト入力ができるOyaMozc

古くからの作家やライターのなかには、親指シフト入力のユーザーが少なくありませんが、いまは多くのフリーソフトなどによって、PCでもMacでも親指シフト入力が行えます。
これらの情報は、NICOLA日本語入力コンソーシアムにまとめられていますから、興味があればそちらを閲覧してみるといいです。PCやMacで親指シフト入力を実現するためのアプリの紹介もあります。

このNICOLA日本語入力コンソーシアムで紹介されているAndroid用のOyaWnnに関しては、以前に紹介したことがありますが、またAndroid用の新たな親指入力アプリが配布されたので、使ってみました。

新しいアプリは、OyaWnnと同じINWORKSさんが配布するOyaMozc(親指シフト対応IME)で、Google PlayのOyaMozcからインストールできます。

OyaMozcは、かな漢字変換エンジンとしてMozcエンジンを採用したということで、変換効率が高くなっているようです。Mozcというのは、Google日本語入力のオープンソース版で、日本語変換エンジン。簡単に言ってしまえば、OyaMozcは親指シフトでGoogle日本語入力が行えるようになった、という感じです。

Google PlayでOyaMozcをインストールしたら、アイコンをタップして起動。画面の指示にしたがって「次へ」ボタンを押していくと、システムの「言語と文字入力」設定画面に変わります。この画面で、「OyaMozc for Android」をタップして有効にし、さらに入力方法の選択画面で、やはり「OyaMozc for Android」を有効に設定します。

 


OyaMozc for Androidを有効にしたら、キーボードなどの設定を行っておくといいけど、設定しなくてもとりあえずこれでAndroid端末で親指シフト入力が行えるようになります。
ただし、スマホでもタブレットでも、画面に表示されるソフトキーボードで親指シフト入力を行うのは、現実的ではないでしょう。外付けキーボードを利用するとき、親指シフト入力が行えるというのが現実的。それを考えてキーボードの設定を行っておくのがいいかも。



親指シフト入力というのは、1つのキーの打鍵で入力できる文字と、2つのキーの同時打鍵によって入力できる文字があり、それによって高速な日本語入力が行えるんだけど、そのためには同時打鍵用のキーを指定しておく必要があります。それがOyaMozcの「親指シフトキー設定」。

Bluetoothなどで外付けキーボードを接続し、OyaMozcの設定画面を開き、「親指シフトキー設定」という項目をタップ。するとキー設定画面が開きますから、「左親指キー変更」ボタンを押してから、キーボードの左親指キーに設定したいキーを打鍵。これでキーコードが取得され、指定したキーが左手での同時打鍵用のキーに設定されます。続けて、右親指キーも設定。

 


これで外付けキーボードで親指入力が行えるようになります。
試しに、中段のキー(ASDFGHJKL)を打鍵すると、「うしてけせはときい」と入力され、親指シフトキーとの同時打鍵では「をあなゅもみおのょっ」と入力。親指シフト入力が実現されているのがわかります。
実際に日本語を入力して変換させてみると、PCやMacでGoogle日本語入力を使ったときと同じように、かなり効率のいい変換が行えるのがわかります。
これで出先でも、キーボードさえ持っていれば、Android端末で仕事ができる。したくないけど(泣)。


 

0 件のコメント :

コメントを投稿