ePubというのは、米国の電子書籍の標準団体であるIDPFが促進しているフォーマットで、いわば国際的な標準ともいえるもの。2011年５月に公開されたePub 3.0から日本語の縦書きや句読点の禁則処理、ルビ表示などに対応したのですが、これに対応するリーダーがまだほとんどなく、縦書きが主流の日本ではリーダーの普及が待たれています。
ところが、Android用のePub電子書籍リーダーである「CopperReader」では、ePub 2 フォーマットの電子書籍でも縦書きで読めるんですね。実際にePub 2フォーマットの電子書籍を横書きと縦書きで表示させてみました。
縦書きで表示させるには、メニューの表示設定で「縦書き」にチェックマークを付けて開くだけ。縦書きを設定すれば、ページ開きも自動的に縦書き用になります。また、段組みも３段までサポートされており、けっこういい感じで縦書き文書が読めます。
リーダーの対応だけで、ePub形式の電子書籍が3.0でなくても縦書きで読めるというのは、かなりいい。文字主体の小説なども、これで電子化に向かって急速に進んでいくと嬉しいのですが。
CopperReader
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