クラウドに関して、以前『雲のなかの未来』という解説書を出したこともある関係から、クラウドに関してはかなり興味を持っています。そのため、『クラウド』も出てすぐ読みたいなと探していたのですが、書店で見つからず、ついついそのままになっていました。
この『クラウド』が電子書籍として出ていたので、ポチッてしまいました。
クラウド 1.0.0(¥900)
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1 以降が必要
クラウド 1.0.0
カテゴリ: ブック
価格: ¥900
更新: 2011/04/28
発売元の幻冬舎の解説によれば、あらすじは次のようになっています。
玉木つぐみは、社内不倫をしたことが噂になり、出社ができなくなっていた。家で一人でいる間にふと始めたツイッターで、何気なくつぶやいた一言に、見知らぬ誰かから返事がくる。『一人と書いて、カズトと読むんです。』男か女かもわからないカズトと短い言葉を交わしていくうちに、つぐみは閉ざされた心の中に何かが満たされてゆくのを感じていた。やがて、元彼・長瀬との辛い恋や仕打ちを打ち明けるまでに心を開いたつぐみだったが、その数日後、長瀬が何者かによって殺された。「もう、大丈夫だよ、つぐみ。長瀬はもう二度と現れない」――まさか、カズトが犯人なのか。次々とつぐみの周りで起こる不可解な出来事に潜む影の正体とは。140文字のありふれた出会いから始まった、前代未聞の犯罪。驚愕のネットワークミステリー。
インターネット全盛、さらに日本でもTwitterが大ブームで、しかも先日のソニーの情報流出事件(ソニー、流出さらに2460万人分 のべ1億人超す恐れ)のように、個人情報が流出する危険がすぐ身近にある現在だからこそ、出てきた小説であり、発刊された小説でもあるんでしょう。
著者の樹林伸さんは、『金田一少年の事件簿』『神の雫』など人気コミックの原作者としても知られていますが、まさにインターネット社会に警鐘を鳴らすネットワークミステリーです。
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