Android 4.03 にアップデートして使っていたGALAXY S2が、何かの拍子に動かなくなってしまった。
具体的には、電源投入時にホームランチャーのTwLauncherが強制終了するという状態で、あとはほとんど何もできない。できるのは、通知領域を引き出すことくらい。実はこの通知領域にアプリを登録し、ここから起動できる「引き出しランチャー」を利用しているのだが、この引き出しランチャーから登録しているアプリを起動することはできたりする。ただし、正しく無線LANに接続されているはずなのに、LANがつながらない。
どうしたものかなと、とにかくいろいろやってみる。もちろん、電源オフの再起動は試したし、microSDもSIMも抜いて起動してみたりもする。
起動時にメニューボタンを連打することで、セーフモードで起動させることができるが、これもダメ。セーフモードでの起動は、タイミングも難しくてなかなかセーフモードにならないけど、どっちにしてもセーフモードでもTwLauncherが強制終了して、ウンともスンともいわない。
こんな状況になると、端末の初期化さえもできない。端末の初期化は、システムが起動した状態でメニューボタンを押し、「設定→バックアップとリセット→工場出荷状態に初期化」と選択していくことで、やっと初期化できる。そんなところに行く前に、システムが停止してしまうのだ。
で、どうしたか。リカバリーモードを使ってみました。
リカバリーモードというのは、出荷時の状態に戻す方法で、まあ初期化とほとんど同じ。端末の設定メニューから初期化を選択できないから、リカバリーモードで起動して初期化するわけだ。
電源を落とし、電源ボタンとホームボタン、それにボリュームボタンの3つのボタンを同時に長押しする。すると端末が起動してリカバリーモードに入る。通常では見たことのない画面が表示される。こんな画面を見ると、やはりAndroidというのはLinuxベースのOSなんだなというのがよくわかる。
リカバリーモードの画面が表示されたら、ボリュームボタンでメニューを移動。メニューの「wipe default/factory reset」に移動したら、電源ボタンを押す。これがいわばクリック。さらにメニューが表示されるが、あとは「YES」を選択していけばいい。
これでOSがリカバリーされ、無事4.03に戻った。
もっとも、初期化した状態だから、最初に使用許諾契約が表示されたり、Googleのアカウントを設定し直したり、無線LAN接続のためのパスワードを記入したりと、けっこう面倒だ。しかも起動すると、当然ながら初期状態に戻っているわけで、もう一度アプリを入れたり、設定を変更したりする必要がある。
ただし、内蔵メモリのユーザーエリア内のデータは残っているから、写真や音楽ファイルなどはそのまま残っている可能性が高い。当然、microSDカード内のデータはすべて残ったまま。通常の完全初期化よりは、リカバリーモードのほうが少しだけ喪失感が少ないかもしれない。
とりあえず、初期状態で入っているBackupアプリを起動し、試しに内蔵メモリ内を指定したら、2カ月前のバックアップが残っていたから、これをリストアしてみた。これで少しだけ元に戻った。
さらにこの状態で、今度はGoogle Playを起動し、マイアプリで「すべて」を指定する。これでこれまでGoogle Playで落としたりインストールしたアプリの一覧が出てくるから、このなかからいつも利用しているアプリを指定して、ひとつひとつインストールしていく。これが実に面倒な作業なのだ。
というわけで、何とか昨日までの状態に戻りつつあります。あまり使っていなかったアプリを思い切って削除し、システムが軽くなったというメリットはありましたが、そう何度もやりたい作業ではありませんね。
ドコモ版のGALAXY S IIIも、2万円台で購入できますね。GALAXYのシステムが戻らなかったり、もっと新しい機種を使ってみたかったら、こういうの購入してみるといいかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿