以前試してみて、なんだできないじゃん、と残念だった機能。
Kindleには、知る人ぞ知る機能があります。これはもう絶対便利だから使わないと損だよって、会う人ごとに紹介していた機能です。amazonkindleです。
Kindleで本を読み、ハイライトを付けたりメモを記入したりすると、実はWhispersync機能を有効にしておくだけで、これらの情報がアマゾンのサイトにすべて保存されています。それがamazonkindle。
amazonkindleにアクセスし、アマゾンのアカウントでログインすると、amazonkindleのページが表示されます。これはKindleのソーシャル読書のひとつの機能で、他のユーザーをフォローすると、そのユーザーが読んだ本や付けたハイライト、メモなどを閲覧したりすることもできるもの。
あるいは、ページ上部の「Your Highlights」をクリックすると、自分がKindleで読んだ本に付けたハイライト部分やメモなどが一覧表示されます。実は、この機能があるからこそ、Kindleという "システム" から逃れられない。この機能が、あまりに便利すぎるから。
たとえば、本を読んでいて重要な部分や気になる部分にハイライトを付けます。このハイライト部分は、しばらくするとamazonkindleの自分のページに出てきますから、これをコピー&ペーストすれば原稿やブログなどに簡単に引用できます。本から書き写す必要なんてない。知的生産が、この機能のおかげでずいぶんと楽で効率よくなります。
ハイライトやノート部分を検索することだってできる。Kindleが、単なる電子書籍ではなく、また電子書籍を読む端末でもなく、それらすべてを統合する "システム" であることがよくわかります。
このamazonkindleのページに出てくるハイライトは、もちろん自分が本を読んでいるときに付けたハイライト部分ですが、それぞれのハイライトの後に、「Read more at location 2」といったリンクが表示されています。
以前はこのリンクをクリックしても、何の意味もありませんでした。が、Kindle for PCやKindle for Macの登場で、俄然、Kindleが便利になりました。
このリンクをクリックすると、Kindle for PCまたはKindle for Macが起動し、該当の本の該当のページが表示されるのです。日本版Kindle for PC/Macが出る前は、US版をインストールしているときはUS版のKindle for PC/Macが起動し、日本のKindleストアと連携していないために、「本がない」といってエラーになってしまいました。
日本版Kindle for PC/Macの登場で、このamazonkindleの機能が有効に動作するようになったわけです。
Kindle PaperwhiteやVoyage、あるいはiPhoneやNexus 7で本を読んでいて、ハイライトやメモを付けておいた場所を、デスクトップ版のKindle for PC/Macで即座に該当の本を開いて該当のページにジャンプする。 外出時やベッドのなかで読んでいた本のページが、デスクトップで即座に開いて、そのまま原稿を書いたりブログを書くときに活かせる。
これでまたひとつ、Kindleが便利になりました。
ただし、書籍によってはKindle for PC/Macで開かないものもあります。デスクトップ版に対応していないKindle本というのがあり、それらはamazonkindleに表示されているハイライトからクリックしても、本は開きません。
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