iPhoneとiPadで紀伊國屋Kinoppyを利用している。
電子ブックリーダーはたくさんあるが、比較的たくさんの新刊が購入でき、その場で読めるKinoppyは結構便利だ。iPhoneでもiPadでも共通して使える点が気に入っている。iPhoneで購入した本の情報がクラウドに置かれ、iPadでKinoppyを起動すれば本棚に購入した本が表示される。しかもiPhoneで読んでいたページがiPadでも開かれ、続きをそのまま読み進むことができる。栞(しおり)情報が共有されるのだ。
もちろん、不満な点もある。ストアがいまひとつ使い辛く、欲しい本を見つけるのが面倒だったり、実際の書店で体験するような未知の本との出会いが限られてしまう点などだ。文字の大きさを変更するのも、わりとコツがいる。
パソコンとの連動が弱く、アマゾンのKindleのようにiPhoneでもiPadでもパソコンでも、端末を選ばずに読書が進められる、というわけではない点も不満だ。
さらに、先月からAndroid端末を利用しているのだが、Android用の紀伊國屋書店 Kinoppy for Androidもあったので、これをインストールして使ってみた。
iPhone、iPadと同じく、Androidでも、購入した本が共有され、栞情報もそのままで、端末を変更しても読んでいる本がそのまま続きから読み進められる。まさにKindle感覚なのだ。
米アマゾンのKindleでは、電子版が紙の本の売り上げを上回っており、多くの新刊がKindleで読めるという羨ましい状況にあるが、日本のアマゾンには日本語の電子書籍がない。米アマゾンで購入したうちのKindleは、自炊本のための端末になり下がっている。
紀伊國屋Kinoppyを使ってみると、もしかして紀伊國屋は日本のKindleになるのではないかとさえ思えてくる。
もちろん、いくら端末やソフトが発展しても、かんじんの電子書籍そのものがもっとたくさん出てこなければ、読書環境は貧弱なもののままだが、紀伊國屋の動きによっては日本でも出版界の電子化が進められる可能性がある。そんなことを期待しながら、今日も新刊書籍をポチッとしてしまうのだ。
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